『オヤヂの宝島』(オヤヂのたからじま)は、手塚治虫のデビュー前に書かれた習作の一つで、後に氏の大躍進となる『新寳島』の原型になったとも言われる作品。初期手塚オヤヂシリーズの一編で、宝島三部作「新寳島」「タカラジマ」のうちの一つである。書籍によっては「おやじの宝島」「親父の宝島」と言った表記も見られるが、本項目では単行本での表記に従い、オヤヂの表記に統一する。
とある海で客船が嵐に巻き込まれる。船はまもなく沈没してしまうが、無事に避難した乗客は救命ボートであても無く海を彷徨っていたが、生き残りの一人である老人が死に際に自分の先祖が手に入れたと言う宝の在り処を示した暗号についてを話し始める。まもなく老人は亡くなるが、船は幸運にもハワイの島へ漂着したのだった。