『親指からロマンス』(おやゆびからロマンス)は、椿いづみによる漫画作品の1つである。本作は基本的にストーリー漫画であり、白泉社が発行する漫画雑誌の「花とゆめ」において、2003年7号から2007年7号まで連載された。単行本は全9巻であり、最終巻には本作の4コマ漫画も掲載された。
マッサージ研究会期待の星の千愛は、普段は大人しい女子高生である。他者を見た際に、疲れが溜まり問題を抱えた経穴が見えるという特殊能力を、千愛は有しており、これがために彼女はマッサージが上手い。また、この疲れが溜まり問題を抱えた経穴をマッサージする事が、彼女の趣味でもある。そんな彼女は、毎朝バスで見る男の子の多数の問題を抱えた経穴を有する背中に一目惚れした。しかし彼は、学校一のモテ男の陽介で、簡単には近付けない者であった。それでも、多数の問題を抱えた経穴を有する疲れ切った背中をマッサージしてみたい千愛は、陽介に近付いて行った。こうして、マッサージを行う親指から始まるロマンスが、幕を開けた。