『音速雷撃隊』(おんそくらいげきたい)は、松本零士による漫画作品。週刊少年サンデー(小学館)1974年(昭和49年)15号に掲載された。
太平洋戦争末期、沖縄に展開する米機動部隊に抗するために編成された桜花特別攻撃隊であったが、重厚な米軍の邀撃態勢と桜花そのものの運用の困難さもあって、思ったような成果をあげられずにいた。そんな中、図らずも桜花による特攻に頓挫し、ただひとり基地に生還した野中少尉は、引き続き特攻を行うため新たな一式陸攻搭乗員たちと相見える。一式陸攻の機長・山岡中尉は戦争で死んだ大勢の若者たちがあと30年生きていたらと思いを馳せるが、仲間を失った米軍の搭乗員たちも同じ思いであった。