『ハートの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(ハートのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)は、2007年2月14日にQuinRoseから発売されたパソコン用女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、不思議の国のアリスをモチーフとしたシリーズ第一作目。本項目ではシリーズの全体に加え、ハートのリメイク版である『アニバーサリーの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(アニバーサリーのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)、全体のファンディスクの『おもちゃ箱の国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(おもちゃばこのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)、ハート限定ファンディスクの『ハートの国のアリス 〜Wonderful Twin World〜』(ハートのくにのアリス ワンダフルツインワールド)の詳細についても扱う。
当初はこれまでのQuinRose作品とは別レーベル「QuinRose UnderGarden」制作の作品として発売されたが、スタッフはQuinRoseと共通。QuinRose初のシミュレーション要素やRPG要素のない、ノベル形式アドベンチャーゲームであり、同社一の看板長寿作品となった。シナリオは五月攻。原画はひめりんごであったが、『新装版』と『ツイン』は『ダイヤの国のアリス』から原画担当を交代した藤丸豆ノ介。ハートはプロトタイプよりPS2とPSP、ボリュームアップ版である『アニバーサリーの国のアリス』、またそのPSP移植時にタイトルを改めた『ハートの国のアリス〜アニバーサリーVer.〜』など、移植やリメイク版の発売がシリーズ中最多の作品でもある。