『ハコイリのムスメ』は、池谷理香子による日本の漫画作品。『Cookie』(集英社)2015年5月号から2021年11月号まで連載された。その後同誌2022年1月号にて番外編が掲載された。
祖父が一代で財を成した園田家の高校3年生の珠子は、地元のお嬢様学校であるエスカレーター式の女子校に幼稚園から通い、厳しい門限や外出制限を課せられながら箱入り娘として素直に育ってきた。そんな珠子にも彼氏ができ、初めての恋愛に心を躍らせるが、彼から東京の専門学校に進学すると言われ、彼と離れたくない珠子は、理由をごまかして東京の大学に進学したいと祖父に直談判するも猛反対される。その時、祖父の元に融資の申込みに来ていた地元の名料亭「つがわ」の夫妻がいたが、東京のことで頭がいっぱいになっていた珠子の視界には入ってなかった。応接室の外で待っていた「つがわ」の長男・紀之の整った顔立ちに思わず見とれた珠子は、後になって津川家の事情を知り、東京行きを諦める代わりに「つがわ」への融資を祖父にお願いする。珠子が紀之に恋をしたと勘違いした珠子の母は、紀之の将来性を進言し、融資の引き換えに2人を婚約させ、紀之が将来、園田の会社に入ることで両家の間で話がまとまった。当然のことながら、店のために息子を売ったのかと、紀之はこの取り決めに怒って反対するが、珠子は大学を卒業したら自分から婚約を破棄するから、それまでに料亭の経営を立て直せば、津川家は路頭に迷わずに済み、珠子自身も念願の東京行きが叶うからと説得し、偽装婚約が成立する。珠子は紀之と同じ大学に補欠で合格し、祖父の言いつけで紀之は珠子を守るために同居することになる。
紀之との特別なデートの日。紀之の夢のため、自ら紀之との別れを選び、婚約破棄をすると決めた珠子。実家に戻った珠子は、紀之の実家・津川家に何かすれば、園田家を出ていくと祖父に告げ...!? 最終巻! 珠子と紀之、2人の未来は!? その後の園田家を描く番外編も収録!【収録作品】ハコイリのムスメ 番外編/シックスハーフ6.5巻
▼ 情報(Information) |
作者 | : | 池谷 理香子 | 出版 | : | 集英社 | 掲載 | : | Cookie | レーベル | : | マーガレットコミックス | 刊行期間 | : | 2015年3月26日 - 2021年9月25日 | ISBN(1巻) | : | 9784088454535 | ISBN(13巻) | : | 9784088446141 | 最新刊 | : | 13巻 |
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