『八犬士』(はっけんし)とは、岡村賢二による日本の漫画作品である。『別冊漫画ゴラク』(日本文芸社)で2005年2月から2006年2月にかけて連載された。
八犬士のひとり犬塚信乃を主人公とした作品で、物語の流れはおおむね馬琴の『八犬伝』(以下、原作。南総里見八犬伝#物語の内容参照)に沿っているといえる。ただし、本作で描かれたのは、大塚から芳流閣を経て行徳古那屋に至る信乃ら犬士の物語と、ヽ大の口から語られる里見家と珠の因縁(原作の発端部)である。このため八犬士すべてが物語に登場することなく連載が終わってしまった。