『怪奇猫娘』は水木しげるによる日本の漫画作品。
猫取りを生業にしている男(以下、男)が墓守の飼い猫(烏猫)を殺して家に帰ると、身重の妻が怪死していた。男は妻を墓に埋葬するが、間もなく土の中から赤ん坊が現れる。墓守は猫の祟りを警告するが、男は「みどり」と名付け赤ん坊を育て始める。それから幾年、みどりは小学生となるが、魚や鼠を見ると猫のように豹変するという体質を持っていた。みどりは「猫娘」と呼ばれ、学校や町で奇異な目で見られるようになり苦悩する。さらに噂を聞きつけたサーカスに捕まり、無理やり見世物にされてしまう。みどりは父に会いたい一心で逃走するが、警察に追われる立場にまでなってしまい、煙突の頭頂部まで追い詰められる。「どうして私だけがこんなにいじめられるのでしょう」と、みどりは泣き叫ぶ・・・。