『氷室の天地 Fate/school life』(ひむろのてんち フェイト スクールライフ)は、磨伸映一郎による日本の4コマ漫画作品。『Fate/stay night』(TYPE-MOON)を題材とした派生作品の一つ。原作および監修にTYPE-MOONがクレジットされている。作者による略称は「ひむてん」。月刊ComicREX増刊『まんが4コマKINGSぱれっと』(一迅社)のVol.2(2006年)より連載開始。掲載誌の月刊化、独立創刊、書名の変更を受け、『まんが4コマぱれっと』に2022年4月号まで連載していたが、同誌の休刊により『月刊ComicREX』(同)に移籍して同年5月号より連載中。
本作は『Fate/stay night』本編において端役として登場した「三人娘」(氷室鐘・蒔寺楓・三枝由紀香)を主役に据え、彼女たちの学生生活をコミカルに描きつつ「聖杯戦争が発生した冬木市に住む一般人の視点」から『Fate』に触れるスピンオフ作品である。TYPE-MOONの監修を経た公式作品であり、本作で初めて公表された設定も存在する。主人公たちが2年生に進級した春[2](時間軸上では本編の9ヶ月前)から始まって、球技大会・修学旅行・夏休み・インターハイ・体育祭・文化祭・市民マラソン大会・クリスマスと進行していく。聖杯戦争が開戦してからは、第3のルートである「Heaven's feel」を一般人視点から描写[3]。様々な要因から細かい部分での差違はあるものの大局は変わらないまま聖杯戦争は終了し、物語は「HFルート以降」の世界へと突入している。