『妖精標本』(フェアリー キューブ)は、由貴香織里による日本の漫画作品。「花とゆめ」(白泉社)にて2005年6号から2006年7号まで連載された。なお、番外編『PSYCHO KNOCKER』が同誌の2004年21号・22号に掲載された。
羽住衣杏には、不思議な存在を感知できる能力があり、幼いころからトカゲという自分の分身が見えていた。ある日、衣杏は世間を騒がす「妖精殺人」を目撃し、界外という謎の男性から不思議な石(キューブ)を受け取るが、その中に封印されていたトカゲに体を乗っ取られてしまう。魂だけの存在となった衣杏は、界外の力を借りてエリヤ・バレットという少年の体に入り、翅人となってトカゲの様子を探る。