『ブロンズの天使』(ブロンズのてんし)は、さいとうちほによる日本の少女漫画。『月刊フラワーズ』(小学館)で連載された。単行本は全7巻、文庫判は全5巻。2008年には、『月刊フラワーズ』増刊の『凛花』で番外編「1812」と「1830」(共に前後編)が掲載され、『ブロンズの天使 外伝』として刊行された。
舞台は19世紀帝政ロシア、ロマノフ王朝。天才詩人と謳われたプーシキンは、社交界デビューしたばかりの若く美しい少女・ナターリアに恋をした。ナターリアは、没落貴族となってしまった一家の再興を望む母親の期待を背負っており、貧乏詩人・プーシキンの求愛を受けるわけにはいかないと考え最初は拒絶する。が、その情熱的でどこか強引なプーシキンに戸惑いながらも少しずつ惹かれていく。ナターリアの母の反対も乗り越え、2人は徐々に愛を深めていく。