『ぼくのそんごくう』は、手塚治虫の少年漫画作品。中国・明代の小説『西遊記』を翻案して漫画化した作品である。1952年から1959年にかけて、秋田書店の少年漫画誌『漫画王』に連載された。初出時のタイトルはすべてひらがなであるが、後の単行本化の際には『ぼくの孫悟空』と改められている。
東勝神州は傲来国の花果山山頂の石から生まれた孫悟空が、須菩提祖師の下で修行を積み、天界に入って大暴れの後に幽閉され、仏門に入って三蔵法師のお供となり取経の旅行を続ける…という『西遊記』のストーリーに沿いながら、以下のように当時の世相を取り入れたりした漫画らしい脚色を加えている。