『カタリベ』は、石川雅之による日本の歴史漫画作品。南北朝時代の西日本の海を舞台に、倭寇や水軍の戦いを描いている。『ヤングマガジン増刊赤BUTA』(講談社)にて、1998年から1999年にかけて連載された。全13回。2006年にリイド社から単行本全1巻が出版され、2012年には少年画報社から「新装版」が刊行されている。
元代末の豪族・陳友諒の末裔とされる主人公は、その一党である「九世漁戸」に育てられた。ある日、彼らに関心を示した福建の人買い・三つ目にそそのかされた倭寇に村が襲われ、村人を助けようとした主人公は捕らえられ、逆に人質交換で村人80名が倭寇に引き渡される事になる。