『カブのイサキ』は、芦奈野ひとしによる漫画。『月刊アフタヌーン』(講談社)において、2007年8月号から2013年1月号まで連載された。単行本全6巻。
隣町に行くにも100km以上と、どういうわけか地面が10倍になった広大なこの世界では、飛行機が足代わりである。名機「パイパー・スーパーカブ」(以下「カブ」)を駆る少年イサキは、カブの持ち主である謎めいていた近所のお姉さんのシロさん、シロさんの妹のカジカ、個人で運送屋を営むサヨリらに振り回されながらもまったりとした生活を営んでいる。時間の経過とともに、イサキは周囲の人間との微妙な感覚のズレに違和感を感じはじめる。レシプロ機が主流の世界で、発着も通常の滑走路の他にフックを使った収容も行う(急減速によるGによる人体の悪影響や機体の損傷はない模様)。空港によっては爆炎が上がるほどの事故も日常風景の模様。