『火輪』(かりん)は、河惣益巳による日本の少女漫画作品。隔週誌『花とゆめ』(白泉社)にて、1992年4号から1997年10号まで連載された。全100話[注 1]。白泉社からコミックス全17巻、文庫版は全8巻が出版されている。
舞台となるのは中国をモデルとした架空の異世界で、道教神話の神々(厳密に見ると独自の設定が付加されている)が存在している。物語のモチーフは封神演義。主人公は謎の出自を持つ半人半神の少年・琅亮(ラン・リーアン)。竜王剣の盗難をきっかけに中国と天界を写し絵のごとく進む物語。リーアンは四方将神の一柱・青龍である東海竜王の眷属として成長したが、彼の成人とともに、天界・地界は戦乱の世となっていく。