「換身」(かんしん)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の読み切り漫画作品。1972年(昭和47年)『S-Fマガジン』9月臨時増刊号に掲載された。のち『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT』第1集に収録。体が入れ替わる話は藤子・F・不二雄の作品に何度か取り上げられている。
主人公の海野五郎は、マッドサイエンティスト魔土災炎が作った薬の力で、無理矢理に暴力団の組長と体を入れ替えられてしまう。主人公はなんとか体を取り戻そうとするのだが、取り戻すどころか婚約者である森山みどりと体が入れ替わってしまった。一方で五郎と入れ替わった組長は自らが奪った五郎としての平穏な生活を守るために、五郎の魂の入った、かつての自らの体を始末しようと画策する。