『君たちに明日はない』(きみたちにあすはない)は垣根涼介の小説、およびそれを題材にした漫画作品、テレビドラマである。
このエピソードでは従来の人員削減を取り扱っていない。真介の勤める会社・日本ヒューマンリアクトは人員整理の面接だけでなく、最近では人材派遣業も行うようになった。陽子が勤めている関東建材業協会では事務補助員が不足しており、派遣会社より社員を派遣してもらっているのだが、いまいち社員の質が良くないと感じており、陽子は真介の会社に人材派遣を依頼する。だが真介が派遣してきたスタッフの面接をすると、仕事は無難にこなしそうだが、能動的にこなすタイプではなさそうであること、陽子からするとお世辞にも気が合わないと感じ、不採用にしようと考える。そして真介に「なぜあんな社員を派遣に寄こそうとしたのか」とクレームを付けたが、真介は「もし陽子と同じタイプの性格の人間を派遣すると、衝突することが目に見えている」と諭し、敢えて性格が正反対のスタッフを派遣したと説明。陽子は真介の意見に納得し、派遣したスタッフを採用することを決意する。