『侠客』(きょうかく)は、たがみよしひさによる日本の漫画。『ヤングアニマル』(白泉社)にて、1992年1号から1993年3号まで断続的に連載された。全15話。単行本は全2巻。
人口約13万人の地方都市「N県笹沼市」では、滝織組と加佐登組のふたつの暴力団組織が勢力を争い、長きにわたる抗争を繰り返してきた。一般人をも巻き込む大規模な衝突から数年、街が平穏さを取り戻しつつあるなか、再び抗争の火種が生まれようとしていた。「鬼」と呼ばれた人斬りの出所と、侠客・庄野常秀の死。解散したはずの庄野組の動向をきっかけとして、三つ巴の抗争事件の幕が開ける。