『喧嘩商売』(けんかしょうばい)は、木多康昭による漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2005年28号(6月13日発売)より連載され、2010年40号(9月6日発売)で第一部を完結。単行本は全24巻。長期休載を経て2014年2・3合併号(2013年12月9日発売)より第二部が開始し、『喧嘩稼業』(けんかかぎょう)とタイトルが改められる形で連載が再開され、2019年現在は不定期連載となっている。単行本は既刊13巻。
高校生である主人公・佐藤十兵衛の格闘技や喧嘩にまつわる一連のストーリーを軸にした格闘漫画。同等の条件下で単純な格闘技の実力比べだけでなく、相手よりも優位に立つために様々な策略を巡らせることも多いことを特徴としている。時事ネタや下ネタ、ブラックジョークを盛り込んだギャグも多く、時折、様々なキャラクターに関する短編エピソードが伏線として挿入される。『喧嘩商売』時代は格闘技に関するシリアスなシナリオに並行して脇役に主軸を置いたギャグストーリーも展開されていたが、十兵衛が本職の喧嘩屋・工藤優作に敗北を喫して以降はシリアスな場面が強くなり、『喧嘩稼業』はシリアスなストーリーのみで進められている。