『国民クイズ』(こくみんクイズ)は、杉元伶一(原作)・加藤伸吉(作画)による漫画作品。『モーニング』(講談社)において、1993年に連載された。全4巻。
近未来の日本。完全失業率は八割を超え、都市部では深刻な食糧不足が発生していた。そんな暗黒時代の中、自身の思想から日本国内に多くの信者を生み出していたクイズ王である獄間沢幸之助が突如、内閣の総辞職と国会の解散を要求し、「国民クイズ体制」の樹立をテレビで宣言。直後、獄間沢に感化された信奉者によって国会議事堂が襲撃された。後に「平成の大革命」と呼ばれるこの政変によって旧体制は消え去り、獄間沢率いる臨時政府が樹立された。新たな政府指導者となった獄間沢は憲法を改正して国民クイズ体制を導入。国民クイズ政権が発足し、獄間沢は首相に就任するも、間も無く暗殺されてしまった。