『子供達をせめないで』(こどもたちをせめないで)は、新井理恵による日本の漫画。子供への虐待と、虐待された子供達の心の傷を取り上げた少女漫画。ネグレクト、家庭内暴力、イジメ、性的略取による性交渉(同性愛も含む)など、あらゆる未成年への虐待(兄弟間の虐待)と、虐待からの癒しのプロセスが描かれる。
裕福な家庭に生まれながらも家族から疎まれ、荒れた生活を送っていた男子高校生・睦月は、クラスメイトの中沢を妊娠させたことが原因で自殺を図る。しかし無垢な女子小学生・菜摘に阻止され、心に孤独を抱えた2人は互いに惹かれ合うようになる。睦月は菜摘が父とうまくコミュニケーションが取れないことを理由に彼女を連れ去り、知り合いの女教師美咲の家に転がり込むが、兄の魔の手が菜摘に迫る。