『5人の軍隊』(ごにんのぐんたい)は、秋本治による日本の漫画。1979年に『週刊少年ジャンプ増刊』に掲載された。短編集などに収録されなかったため、1979年の初出以降、長らく読むのが困難な状況にあったが、2004年8月の『秋本治SHOW劇場 第4号』(集英社ジャンプリミックス)に戦争と平和特集の一環として収録、実に25年目の初蔵出しとなった。
時は太平洋戦争末期、日本軍の少年航空兵・山本はマーシャル諸島の無人島にパラシュートで漂着し、そこで4人の日本兵と出会う。彼らは問題行動などから日本軍に見捨てられて無人島に置き去りにされ、戦闘機も軍艦も来ない平和な島で、人知れずのびのびと自活していたのだった。一方で、日本兵としての使命に燃える山本は、戦争と関係ないところでのんびりと生活する4人に違和感を覚える。そんなある日、山本が島を散策中、同じ島に建設されていた米空軍基地を発見してしまい…。