『きりひと讃歌』(きりひとさんか、EULOGY TO KIRIHITO)は手塚治虫による医療漫画。『ビッグコミック』(小学館)にて1970年4月10日号から1971年12月25日号まで連載された。1972年に虫プロ商事からCOMコミックス増刊として全2巻が刊行され、その後も各社から繰り返し再版されている。
モンモウ病とは、四国の山あいにある犬神沢の村に起こる奇病[4]である。突然恐ろしい頭痛に襲われ、獣のように生肉を食べたくなり、やがて体中が麻痺して骨の形が変わり、犬のような風貌になる。そして1ヶ月以内に呼吸麻痺で死に至る、という難病である。人の姿を失うこの病気を、人々は恥じ、恐れていた。