『小山荘のきらわれ者』(こやまそうのきらわれもの)は、なかじ有紀による日本の漫画作品である。1985年から1988年まで約3年間、『LaLa』(白泉社)に連載され、ヒットした。2014年から、3年後の登場人物たちを描いた『小山荘のきらわれ者〜リターンズ〜』が、隔月刊誌『AneLaLa』(白泉社)で連載されている。
1985年、父の守がアメリカへ転勤となったため、一人日本に残った松島彰吾は仙台市から、父の親友であるチャールズ・ダナ・グラントが経営する下宿である小山荘へ引っ越してきた。小山荘へ向かう途中、脚の綺麗な斎藤安古に出会って一目惚れ。楽しくなるという期待は膨らむばかりであったが、実は小山荘に空き部屋は無く、それでも彰吾を側に置きたいというチャールズは同い年の男の子の部屋に同居させるのであった。同居人の名は、高橋成介。同い年で無愛想で我儘な成介に振り回されつつ、いつしか彰吾は成介と親友と言われる関係になるとともに、小山荘と学校生活をエンジョイするのであった。