『麻雀放浪記 凌ぎの哲』(マージャンほうろうき しのぎのてつ)は、原作:阿佐田哲也、作画:原恵一郎による日本の漫画作品。『近代麻雀』(竹書房)にて連載され、単行本は7巻まで発売されたが、それ以降は刊行されなかった。2004年10月18日にコンビニ読み切り単行本が発売された後、2011年5月23日に未単行本化の作品が掲載されたコンビニコミック版が発売された。
昭和20年代前半。焦土と化した東京は敗戦のショックに引きずられながらも、後に訪れる高度経済成長に向かって助走し始めていた。そんな中でアウトローな男たちも自らの才覚を活かしていた。博打で凌ごうとする者、金の力でさらなる金を生もうとする者、玄人(ばいにん)と呼ばれるイカサマを駆使して金を巻き上げる世界、それはまさに生き馬の目を抜く無法地帯だった。