「メリーベルと銀のばら」(メリーベルとぎんのばら)は、吸血鬼一族の物語を描いた萩尾望都のファンタジー漫画作品『ポーの一族』シリーズのうち、『別冊少女コミック』1973年1月号から3月号にかけて連載された作品である。
1744年、森の奥に捨てられた幼いエドガーとメリーベルは、老ハンナ・ポーに拾われて育てられるが、1754年、エドガーはフランク・ポーツネル男爵とシーラの結婚の儀式を見て老ハンナとポー家の一族の人々が吸血鬼「バンパネラ」であることを知る。いったんは逃げ出したもののメリーベルを人質にとられてしまったため館に戻り、老ハンナに成人すれば一族に加わることを約束させられ、その代わりにメリーベルを巻き添えにしないよう彼女を遠くの町に養女に出させる。