『咲いて孫市』(さいてまごいち)は、柳川喜弘による日本の時代劇漫画である。全5巻。全47話。『週刊コミックバンチ』(新潮社)第119号(2003年11月21日号)から第170号(2004年12月10日号)において連載された。
江戸時代中期の第8代将軍・徳川吉宗の時代。旗本夏目家の3男である夏目孫市郎は鬱屈した部屋住みの日々から脱却するため、火消しの世界へ飛び込む。武家であることを捨てた孫市郎は町火消し・本組の一員として数々の修羅場に直面し、活躍を続けることで町人たちの注目を集め、火消しの「孫一」の名は江戸中を駆け巡ることになる。この孫市を中心にして火消しの抗争、放火の影に隠された陰謀など様々な物語が展開する。