『櫻画報』(さくらがほう)は、学生運動が下火になり始めてきた1970年から1971年にかけて『朝日ジャーナル』と『ガロ』に連載された赤瀬川原平作の漫画。
この漫画は、そもそも学生闘争にノリでこれといった思想もなく暴動への興味本位から参加する野次馬学生たちのために書かれたものである。この漫画ははじめ朝日ジャーナルのグラビアページに掲載されていた。作品中では、櫻画報社が朝日ジャーナル誌をのっとり、同誌を桜画報の“包装紙”とし、さらに刊行元である朝日新聞社を“古新聞、古雑誌”を生産する“古紙回収業者”としている。このような“のっとり”をはじめ、この作品には多くのパロディーや言葉遊びが含まれていて、現代のパロディーの原点も見受けられる。
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