株式会社司書房(つかさしょぼう)は、かつて存在していた日本の出版社。桃園書房の子会社で、かつては東京都千代田区三崎町にあり、末期には中央区に移転していた。第二次大戦後に土地を取得した初代オーナーが設立。阿佐田哲也こと色川武大が麻雀放浪の後に就職した出版社としても知られる。親会社の桃園書房が文学、釣りなどの出版物、子会社の司書房が成年向け出版物と取扱いを分けていたが、後期にはこの区分は曖昧になる。2005年頃の会社売却後、新オーナーのもとで八丁堀の社屋に移ったあとはかつての区分に戻されたが、実際の編集作業では桃園書房と司書房の社員が会社の区分なしに作業をしていた。