『宮沢賢治の食卓』(みやざわけんじのしょくたく)は、魚乃目三太による日本の漫画。『思い出食堂』(少年画報社)2014年15号から2017年32号に全10話が不定期に連載、思い出食堂コミックスより2017年3月27日と第2巻11話に当たる2020年12月14日に刊行された。全2巻。『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』の作者・宮沢賢治が稗貫農学校(のち花巻農学校、現在の岩手県立花巻農業高等学校)で教職員をしていたころと、『続』である第2巻では自らの立志の思いで農業者兼羅須地人協会の設立と解散から東北砕石工場のセールスマン、手帳に『雨ニモマケズ』を書いた晩年まで、その後のエピソードを1話完結形式で、各エピソードにちなんだ賢治の作品や当時の食べ物を紹介しつつ描く。
大正11年、妹・トシの病気の知らせを受け、東京から故郷花巻に戻った宮沢賢治は稗貫農学校の教職員となった。トシの看病を献身的に行いながら、農学校では自分の理想とする農家のあり方と現実の農家の過酷な状況のギャップに思い悩む。貧困から学校を辞めざるを得ない生徒、盗みに走ってしまう生徒、卑屈になって反抗的な態度をとる生徒らと真摯に向き合い、時には私財をなげうってまで支援を惜しまない姿勢に、生徒たちも次第に賢治に心を開いていく。また、生涯の友となる藤原嘉藤治と出会い、二人で開いたレコードコンサートに訪れた大畠ヤス子とも心を通わせていく。
▼ 情報(Information) |
作者 | : | 魚乃目三太 | 出版 | : | 少年画報社 | レーベル | : | 思い出食堂コミックス | 刊行期間 | : | 2014年4月15日 - 2017年1月30日 | ISBN | : | 9784785959814 | 最新刊 | : | 1巻 |
|
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | miyazawakenjinoshokutaku |
|