『うた∽かた』は、2004年10月から12月にかけて放送されたテレビアニメ作品である。なお、漢字では詩片と表記し、泡の意味の泡沫(うたかた)にかけている。また、「∽」の記号は音読しない。全13話だが、テレビアニメで放送されたのは第12話までで、第13話はOVAとして発売された。
神奈川県の鎌倉に住む中学2年生の少女・橘一夏は1学期の最後の日、学校の大掃除中に家庭教師の青年・藤堂誓唯から貰ったお守りのついた携帯電話を落としてしまう。下校途中にそれに気づいた一夏は夕暮れの学校へ戻るが、不思議なことに携帯は鏡の中へ入り込んでしまっていた。そこに不思議な少女・黒城舞夏が現れ、携帯を返す条件として『神精霊(ジン)』の力を使い、その感想文を代わりに書くことを要求してくる。こうして、あの想い出の夏が始まった。
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