『七帝柔道記外伝』は一丸による日本の漫画作品。原作は増田俊也。「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて掲載。
たった一日の総合格闘家・中井祐樹の原点。 伝説の1995年4月20日、VTJオープン95。ヒクソン・グレイシーと決勝を闘った当時無名の日本人がいた。男の名は中井祐樹。この日の闘いで中井祐樹は失明し、以降、総合格闘技のリングに一度も上がっていない。前作『七帝柔道記』の主人公たち、北大柔道部でただただ苦しい青春を送った彼らは、社会人になっていた。彼らはその日、VTJの会場にいた。北大柔道部の後輩である中井祐樹の闘いを見るために。中井祐樹の闘いを目の当たりにして、自らの「青春」の意味を知ることになる。 【編集担当からのおすすめ情報】 尋常じゃない血の汗と涙の量で泣けると大反響を呼んだ前作『七帝柔道記』の外伝。増田俊也氏の自伝的青春物語の原作小説も必読です。七帝柔道。旧帝国七大学による寝技主体の柔道。現在の国際ルールではない、一本だけで勝敗を決し、一本以外はすべて引き分けの柔道。練習量がすべてを決めると言われる柔道。スポーツ新聞はおろか柔道専門誌にも結果すら載らない柔道。俺たちが青春を捧げた柔道。