『火星人刑事』(かせいじんデカ)は、安永航一郎の漫画。『ウルトラジャンプ』(集英社)1997年No.14から2002年9月号まで連載された。
舞台は金滅亜(キンメリア)高校。学生潜入捜査官・5代目火星人刑事として活躍している主人公栗瀬十晴は、一見普通の高校生だが、年齢は30歳。進級などで足がつかないように、2年おきに転校を繰り返していた。十晴は「巾着(きんちゃく)!」という掛け声とともにスカートを裏返し、いわゆる茶巾の姿の火星人に変身することができる。火星人スーツは耐火性、通気性、攻撃力に優れており、足を駆使した必殺武術「火星人殺法」を使うことも可能になる(ただし、下半身はパンツ一枚の丸出しで手は使えない)。火星人の秘密を知ったものは消される運命にあるはずだったが、後半は公衆の面前で平然と変身したりしている。