『孤島パズル』(ことうパズル)は有栖川有栖が1989年に発表した推理小説。「学生アリスシリーズ」の長編2作目である。
英都大学推理小説研究会[2]の新入部員[3]・有馬麻里亜(マリア)の伯父・竜一の別荘「望楼荘」がある南の島・嘉敷島[4]のどこかに、マリアの祖父・鉄之助が遺した時価5億円相当のダイヤモンドが眠っており、その隠し場所を示す手がかりは、宝の地図と鉄之助の遺言状に記された「進化するパズルを解いたものがダイヤモンドの相続人となる」という言葉だけだという。マリアから別荘に誘われた江神二郎と有栖川有栖(アリス)は、宝捜しを兼ねて1週間のバカンスを楽しみに島を訪れる。